Google Maps の無償枠はどう変わるのか。。。

2018年も後半に入りました。
あと、2週間ほどでGoogle Maps Platformの提供が開始されます。

今回はGoogle Maps APIの無償枠について、どう変わるのか。。。
地図の表示回数を例にお話をします。
これまで、Google Maps APIs Standard Planでは、
1日25,000回までは無償で地図を表示することができました。

もし、この上限を超えて利用したい場合は、
Googleのコンソール画面からクレジットカードを登録し、
1,000リクエスト毎に0.5USDを支払えば、1日10万回まで利用が可能でした。

これが、7月16日以降には、1ヶ月28,000回と減少します。

詳細を話すと、Google Maps Platformでは、月200USDが無償枠として
毎月付与されます。この無償枠を地図の表示だけに使う場合、
地図の表示は、1,000リクエストで7USDなので、
200USD以下(無償枠内)で使うには、28,000回が上限となります。

変更前:1日25,000回 → 変更後:1ヶ月28,000回

価格の変更は以下のとおり。

【例1 自社のサイトで、1日20,000回のPV(地図の表示)があった場合】
●変更前
無料

●変更後
20,000回*30日=60,000回
60,000回/1,000回*7USD=420USD
420USDー200USD(無償枠)=220USD → 月26,400円


【例2 自社のサイトで、1日50,000回のPV(地図の表示)があった場合】
●変更前
50,000回ー25,000回=25,000回
25,000回/1,000回*0.5USD*30日=12.5USD → 月45,000円 

●変更後
50,000回*30日=1,500,000回
1,500,000回/1,000回*7USD=10,500USD
10,500USDー200USD(無償枠)=10,300USD → 月1,236,000円

上記のようにStandard Planを活用されていたユーザーには
大きな影響となります。

なお、Google Maps Platformでは、
月200USDを超過してAPIをご利用されたい場合は、
請求アカウントの登録が必要です。
方法は、クレジットカードを登録するか、
パートナーと支払代行の契約をする方法となります。

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
https://www.goga.co.jp/contact.html