【Google Maps Platform】新たにカメラコントロールが登場

皆様、こんにちは!
Google Maps Platform 専門のプロフェッショナル集団、ゴーガです。

Google Maps Platform のコントロールにカメラコントロールが登場しました。

コントロールとは、Google マップで目的地を探すとき、
スクロールしたり、ズームレベルを変えたり、
時には、ストリートビューをみたりするかと思います。
このマップ上の操作を可能にするボタンのことです。

【仕様変更詳細】
新たに登場したカメラコントロールには、
地図をスクロールしたり、縮小・拡大できるボタンが備わっているので、
従来のズームボタンは、非表示になり、
デフォルトで地図上に表示される範囲が削減されます。
また、地図をスクロールするためのアクセシビリティが改善されます。

このカメラコントロールは、

【変更時期】
JavaScript API 3.60 バージョンより、新たなカメラコントロールがよりデフォルトで適用されます。
JavaScript API を読み込む際に指定してるバージョンによって適用される時期は異なります。
weeklyの場合:2025年2月〜
quarterlyの場合:2025年5月〜

2024年8月時点では、v=beta または、v=weekly で試すことが可能ですので、
ぜひ、新たなカメラコントロールを体験してみてください。

【確認方法】
Google Maps Platform のシステムのご担当者様(エンジニア、ベンダーなど)に
本ブログをご確認いただき、地図を表示している環境で、
JavaScript API バージョン betaバージョンを指定して、
カメラコントロール の操作性や、表示範囲をご確認ください。

ご利用の環境で、betaバージョンの設定ができない場合には、
上記、3.58、3.59(11月リリース予定)バージョンにてお試しください。
2024年9月時点では、weeklyバージョン 3.58にてお試しいただくことが可能です。
3.58、3.59 でカメラコントロールをお試しいただく場合は、
cameraControl: true と zoomControl: false の設定が必要となります。

const map = new google.maps.Map(document.getElementById("map"), {

    cameraControl: true,

    zoomControl: false,

  }

);


【対応の要否と対応方法】
仕様変更後の カメラコントロール で問題ない場合には、対応の必要はございません。
仕様変更後の カメラコントロール で調整が必要な場合は、
それぞれの内容によって対応が異なりますので、以下を参考にご対応ください。

① カメラコントロールの位置を変更したい
cameraControlOptions から、位置を設定することが可能です。
なお、設置する場所によってコントロールの開き方も異なります。

cameraControlOptions: {

  position: google.maps.ControlPosition.RIGHT_CENTER

}


② 従来どおりズーム・コントロールを使用したい(カメラ・コントロールは使わない)場合には、
Zoom control を有効にし(zoomControl: true)、
カメラ・コントロールを無効にする(cameraControl: false)必要がございます。

const map = new google.maps.Map(document.getElementById("map"), {

    zoomControl: true,

    cameraControl: false,

  }

);


なお、JavaScript API 3.59 バージョン をしていただくことで、
②の対応をせずに、2026年2月までは従来のデフォルトのコントロールを使用することが可能です。

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